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夫のハーブは郵便局員、妻のドロシーは図書館司書、二人の楽しみは現代アートを収集すること。コレクションの基準はふたつ。自分たちのお給料だけで買える値段であること。1LDKの小さなアパートに収まるサイズであること。
二人の慎ましい暮らしの中で約30年の歳月をかけてコツコツと集められた2000点以上ものアート作品でアパートはいっぱいに。しかも、20世紀のアート史に名を残す名作ばかり。やがて、国立美術館から寄贈の依頼が舞い込み----。
現代アート業界では話題のドキュメンタリー映画『ハーブ&ドロシー』がいよいよ11月より日本でも公開される。
それに先立ち、アートラインかしわでは佐々木芽生監督と、日本を代表する現代アートギャラリスト小山登美夫氏をお招きしフリーセッションでのトークショー
を開催します。
「アートを集めるのに大富豪である必要なんてない!( You don’t have to be a Rockefeller to collect art )」。
10月15日(金)19:00-21:00 (開場18:30)
アミュゼ柏 プラザ
定員 / 100名 入場料 / 無料
氏名・住所・参加希望人数(4名以内)を明記の上、お申し込み下さい。
定員に達した為、募集を締切らせて頂きました。
沢山のご応募ありがとうございました。
定員になり次第、締め切り
アートラインかしわ 04-7167-4455
北海道出身。日本の映画配給会社「東北新社」に勤務後、1987年に渡米。フリーランス・ジャーナリストを経て、NHKでキャスター&ニュースディレクター&レポーターとして、約4年間活躍。1996年に独立してからは、世界40ヶ国以上を取材で飛び回り、数々のテレビ番組の制作に従事。2002年に独自のプロダクション会社「Fine Line Media」を創設。
初めて監督とプロデューサーを務めた「Herb & Dorothy」が全米で公開され、2009年ハンプトンズ国際映画祭では最優秀ドキュメンタリー賞と観客賞を受賞した。
小山登美夫ギャラリー(株)代表取締役。
1963年東京生まれ。東京藝術大学芸術学科を卒業した後、西村画廊、白石コンテンポラリーアート勤務を経て、1996年に小山登美夫ギャラリーを開廊。奈良美智、村上隆をはじめ、日本を代表とする現代アーティストを発掘し海外に紹介する一方、海外のすぐれた同時代のアーティストを日本で紹介してきた日本のアートシーンを牽引する中心的ギャラリスト。
主な著書に『現代アートビジネス』『その絵、いくら?』『小山登美夫の何もしないプロデュース術』『見た、訊いた、買った古美術』など。
現在、明治大学国際日本学部特任准教授でもある。
写真:名和真紀子